映画界の底辺で生きる映画監督 矢城潤一の「ねこのひげ」公開限定自虐ブログ……だったけど、時たま更新してます。そうしている間に第二弾『ばななとグローブとジンベエザメ』作ったよ。


by filmgecko
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信じる道

学生時代に入社面談を受けたCM制作会社が数年前に倒産していたことを先日知った。
実を言うと、当時、私は「映画監督になりたい!」という熱い映画青年ではなく。
「なんとなく映像の仕事がしたい」というノンポリないい加減青年だった。
つまり、映画でも、テレビでも、コマーシャルでも映像系ならば何でもよかったのだ。
しかし正式な入社試験を受けてのトライにはことごとく敗北。
件のCM制作会社は多少のコネがあり、ほぼ大丈夫だと言われていた。
果たして、面接の日。心底その会社に入りたいと思っていた私は、やる気満々度を猛烈にアピール。
「根性だけは誰にも負けない」とか言ったと思う。
そして最後に面接官から「この仕事を一生やっていけるのか?」と問われた。
しばし考えた私は「それは、やってみないと分からない」と答えた。
だってどんな仕事なのか分かってないし…それが正直な気持ちだった。
結果、不採用。
その後、テレビの現場に潜り込んで(これもコネ)、今に至る。
あの時、正直に答えたことは一度も後悔してないし、
実は一度、助監督としてそのCM制作会社と仕事をしたことがあったが、
その時も「入らなくて良かった」と思った。
「はい、一生やっていくつもりです!」とか調子いいこと言ってたら、今頃どうなってたんだろう…。
あの瞬間、自分の人生にとっての岐路だったことは確かだ。
まだ人生の結論なんか出てないけど、やっぱ正直に生きていくしかないなと思う。
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# by filmgecko | 2012-03-03 01:25

作品が手を離れる時

先日、関係者へのお披露目試写も無事に終了し(※なんとか吊し上げにはあいませんでした)、
多少の手直しは残っているものの、私のやれることはほぼ目処がついた。
これからは作品をどう世に出して、知ってもらって、観てもらえるかである。
大作映画のように湯水のごとく使える配給宣伝費などない今作品をどう周知させられるか…、
結局は作品の力にかかっている。
最後は作品を信じて、独り立ちするのを見守ることしかできない。
親馬鹿のごとく、鳶ではなく鷹であることを願って…。
ただどんなに出来が悪くても、産まれて来てくれたことに感謝する気持ちは変わらない。
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# by filmgecko | 2012-01-28 23:29
先日、音の作業を終えて、ほぼ映画が完成しました。
ほぼというのはタイトルとかエンドロールとかカラコレとかの最終形に向けての作業がまだ残ってます。
あとは0号試写の時にスクリーン上で最終チェックをして完成となる予定です。

で、題名は「ばななとグローブと(画 ジンベイザメ)」になりました。

(画 ジンベイザメ)の部分は文字ではなくて、ジンベイザメの絵が入ります。
別に奇をてらったわけではなく、単純に「タイトル長過ぎじゃない?」という意見があり、
「じゃあ絵にしちゃえば」というアイデアで、それに落ち着きました。
一応関係者や俳優部の皆さんにも「どうでしょうね?」みたいな感じで反応をうかがった所、
6:4位で好意的だったので決定しました。
ただこれから宣伝や告知などを紙媒体やネットなどでする場合、どうゆう表記になるのか不安ではあります。

何はともあれ、これからは「ばななとグローブと(画 ジンベイザメ)」を一人でも多くの人に観てもらえるよう頑張っていきます!
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# by filmgecko | 2012-01-10 18:50

この10年

まだ何者でもない自分が、何者になるのか?
それが問われる10年になる。
行き着く先は自分でしか決められない。
オールも自分で漕ぐしかない。
流れに身を任せてもいい。逆らってもいい。
ただ何処に流れ着いたとしても、
「ああ…」と呟く気がする。

(新年の抱負に代えて)
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# by filmgecko | 2012-01-01 17:56

現場

私の現場での一番のプライオリティーは撮影を成立させること。
俳優の芝居が今一だろうが、美術の飾りがイメージと違おうが、天気が悪かろうが、
とにかく目の前にある現場を成立させることが自分の使命だと思っている。
それはポジション的に私クラスの監督が「これじゃあ撮れない」といった瞬間に、スケジュールは破綻し、
予算は超過し、完成もままならない負のサイクルに陥ってしまうと言う現実的な部分もあるが、
「撮り上げる」と言う、助監督から培った職人的なスタンスが実は大きい気がする。
現場でグダグダにならないようにする方法論。キャスティングやロケハン、スケジュールの駆け引きする技術は一朝一夕で体得出来るものではない。本当に助監督をやって来たことに助けられていると思う。
その上で、よりいい映画を作りあげられれば最高だ。
おそらくこのスタンスは今後も変わらないんだろうと思う。
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# by filmgecko | 2011-12-25 13:12

ショートカット

今回、参加してくれた若いスタッフはMac使い率が高かった。
そしてみんな見事にショートカットキーを使いこなしているんだ、これが。
傍から見ていても自分と同じMacを使っているとは思えないくらい作業効率がいいし、しかもなんか格好良く見えたりもする。
私は初代iMacが初Macなのでかれこれ13年のMac歴を持つが、使うショートカットは『Command+V』のペーストくらい。カットとコピーはどっちが『C』か覚えられないので使ってない。
先日まで格闘していたFCPでの編集も全てマウスを動かしての作業。
まあ、苦でもないしそれが自分にあったスタイルなんだろうね。
基本せっかちな癖に、電車のどの車両に乗れば出口に近いかとか全然覚えららないんだから。
ブログのタイトルも『成り上がらない!』だし、近道(ショートカット)しないで、コツコツ行きますわ。
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# by filmgecko | 2011-11-20 10:46

編集追い込み

当初2時間5分あった尺をおよそ1時間50分まで削った。
この尺は脚本段階で思い描いていた長さなので、ディレクターズカットとしてはほぼ終着点。
あとはラッシュを見てもらいながら、色々意見を聞き修正していく作業。
まあ反省点も多々ありますが、イメージに近い物にはなったと思う。
関係者の皆さん、もうしばらくお待ち下さい。
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# by filmgecko | 2011-11-11 15:36

山路ふみ子福祉賞

毎年、映画賞の先陣を切って選出される山路ふみ子映画賞。
その中のひとつ、第28回山路ふみ子福祉賞に「ふたたび swing me again」の塩屋俊監督が選ばれました。
おめでとうございます!
前にも書きましたが、「ふたたびー」は映画化まで紆余曲折有り、企画から撮影まで4年近くかかりました。
挑戦する人が報われるのは本当に嬉しい。
ちなみに監督賞は99歳で「一枚のハガキ」を撮った新藤兼人監督でした。
まさに挑戦する人です。
私も頑張らねば。
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# by filmgecko | 2011-10-29 21:23

編集2日目!

イヤーッ、思ったようにはかどりませんね。
前にも書きましたが、ツーキャメで寄り引き何度か回してるので、カット毎の繋がりが…。

前回から関わっていただいてる俳優陣から「今回はロケバスあるよ」と感動された現場でしたが、
次回は「記録さん」が必要かもしれないですね。
まあ、そうなると編集室押さえたり、そこまで通わないといけなかったり、と色々大変ではあるのですがね。

明日はワークショップのレッスンと夜はライブの予定が入っているので小休止。
未だ混沌の中にいますが、編集は積み重ねなので前進あるのみ。
関係者の皆さま、今しばらくお待ちください。
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# by filmgecko | 2011-10-21 00:54

編集は神の手!

偶然性に左右される現場に比べ、編集は確信的な作業だと言える。
目の前にある映像素材をチョイスし繋ぎ合わせていく。芝居が繋がらなければ使えないし、保たなければ短くする。必要ないと思えばどんなに時間とお金をかけたシーンでもカットしてしまう。
編集の意志で脚本とまったく違う物語でさえ創り出すことが出来る。言うなれば映画の世界観を統括する神みたいなものだ。
基本、私は編集が好きで、若干多動性気味にも関わらず編集をし出すと何時間でも座って作業に没頭することもある。
今回も私が自分で編集する予定なのだが、実は一抹の不安を感じている。
今まではワンキャメ(カメラ1台)での撮影だった為、現場でカット割りして、ほぼ撮影したカットが頭に入っていたので、それを繋いでいくだけのカット編集でよかったのだが、今回の作品はツーキャメ(カメラ2台)で回していた為、全ての素材が頭の中にあるわけではなく、実際に映像を観ながらチョイスしていく作業になるのだ。
膨大な素材との格闘が予想される。
取り敢えず複雑な作業に備え、Final Cut Proの手引き書をアマゾンで購入。
まあ、最後はなんくるないさの精神で挑む!
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# by filmgecko | 2011-10-16 00:18