映画界の底辺で生きる映画監督 矢城潤一の「ねこのひげ」公開限定自虐ブログ……だったけど、時たま更新してます。そうしている間に第二弾『ばななとグローブとジンベエザメ』作ったよ。


by filmgecko
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魚屋の感動

こう見えても学生時代には多種多様のバイトを経験した私。
家庭教師、海の家の客引き、寿司屋の出前等々…指圧師の助手という若干いかがわしい物もやった。
そんな中で、歳末繁忙期の助っ人として魚屋でバイトした時の経験は今でも忘れられない。

お客さん「今日はなんにしようかしら」
私「今日はいい金目が入ってますよ」
お客さん「そう、じゃあ、それ頂くわ」
私「ありがとうございます」

こんな何気ないやりとりだったのだが、私は物凄い喜びを覚えた。
自分が勧めた食材が、買った人の食卓に上がり、食され、身体に入り、栄養となり、活力となる。
何故か自分がその人の人生に係わった気がしたのだ。
現実にはその人の一生の中で何万回分の一の食事に過ぎず、私の勧めた食材の影響などは微々たる物だ。
それでも少しでもそれに係わったという思いは、私を感動させた。

映画を作ったり、物を書くことも根っこは同じだと思う。
作品に触れた人が何かを感じ、少しでも心を動かせてもらえたなら、それが作り手には最高の喜びだ。
「美味しい!」と言ってもらえる食材を提供できるよう何をすべきか?
釣りにでも行くか…。小学校以来してないけど…。
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by filmgecko | 2010-12-12 16:38

職業適性検査

mixiのニュースで「適性検査」を新入社員に受けさせる是非が取り上げられていた。
自分も大学4年の時に「職業適性検査」なるテストを受けたのを思い出した。
その結果、向いている職業の中に「シナリオライター」「文筆家」が入っていたのを覚えている。
当時は文章など全く書いたことが無く、別段読書家でもなかったので、なんの感慨もなく受け止めたが、
図らずもそのようなことに携わっている自分がいる。
試験が正確なのか?私の性格が単純なのか?
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by filmgecko | 2010-12-07 15:46
小説・監督・脚本のそれぞれの私自身のイメージ。

現在幸運にも私は三つの顔を持っている。
「小説」は日々自己と向き合いながら、コツコツとペ−ジを積み上げていく作業。まるで修行をしているかのように長期間ひとつの命題に向き合わなければならない。しかもまだ駆け出しであるためにその作業は手探り状態。肉体的にも精神的にもかなり追いつめられる。
「監督」はそうそう出来る機会がないので、辛さよりもクリエイティブな楽しさに支配される。もちろん悩みや葛藤はあるが、現場に入ってしまえばアドレナリン全開状態で、スタッフ、キャストと共にまるで祭のようにワイワイと作り上げていく。
「脚本」はあくまでもプロに徹する。監督やプロデューサーの意向を酌み取り、より良いアイデアやストーリーを提案し構築していく。いかに期待に応えられるかが勝負。オリジナルでも原作物でも自分の世界観を提示できる自信が必要。そして時には一週間で書き上げる速さも必要。

まあ、どれも一本立ちできているとは言い難い。願わくば死ぬまでに「これぞ!」という作品を一本でもいいので生み出したい。日々努力あるのみ。
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by filmgecko | 2010-12-03 01:51