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映画界の底辺で生きる映画監督 矢城潤一の「ねこのひげ」公開限定自虐ブログ……だったけど、時たま更新してます。そうしている間に第二弾『ばななとグローブとジンベエザメ』作ったよ。


by filmgecko
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泣ける映画

現在公開中の『ふたたび swing me again』は「泣ける映画」としてブログなどで取り上げられているようだ。とても有り難い。
私も最近は涙腺がゆるく、子供と一緒に観に行った『トイストーリー3』では親の私の方が涙していた。
特に友情モノに弱い傾向がある。「誰かのために自己を犠牲にして何かをする」そんなシチエ−ションに触れたら、ほぼ100%落涙する。
かつて「泣ける映画」は嫌いだ!とこのブログでも公言していた私であるが、※自主映画の必要[2008-3-11]
感動して泣く映画を嫌いな人はいないだろう。
私が嫌いなのは、「死に逝く者」を扱った映画だ。「愛する者の死」は誰にとっても辛く悲しいに決まっている。心ある人なら泣くだろう。
誤解の無いように言っておくが、私はその種の映画の存在を否定するわけではないし、好んで観る人を軽蔑するわけでもない。単に「観客を泣かせる映画」を観て、術中にはまって泣く自分が嫌なだけなのだ。

さて、公開中の『ふたたび』だが、私は一度も「泣かせよう」と思って脚本を書いたことはなかった。まあ、そんなテクニックも自分は持っていないので、単に気持ちだけで書き上げた。
俳優、演出、音楽…それぞれが融合し、観た人に化学変化を起こさせているのだろう。やはり映画は不思議だ。だから面白い。
by filmgecko | 2010-11-20 14:02