映画界の底辺で生きる映画監督 矢城潤一の「ねこのひげ」公開限定自虐ブログ……だったけど、時たま更新してます。そうしている間に第二弾『ばななとグローブとジンベエザメ』作ったよ。


by filmgecko
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自分と向き合う時間

震災被害者ではない私が震災と向き合う事は、自分自身と向き合うことなんだと、この所の震災報道やドキュメンタリーを観ていて思った。
そして、自分と向き合う事は、物凄く大事なことだと改めて感じた。
日々がむしゃらに生きていく中で凝り固まった価値観が知らない間にこびりつき、それに縛られ、視野を狭めていく。その結果、狭量で自己中心的な人間が出来上がってしまう。
様々な価値観を受け入れ、豊かな人間になるには、自分をニュートラルにし、自分自信と向き合う時間が必要なのだと思う。
甚大な災害や、世間を震撼させる事件や事故を前にした時、人は否応なく立ち止まり、自分と向き合わざるを得ない。
しかし日常的には映画や音楽や絵画や小説などがその役割を担わなくてはいけないのだろう。
そうでなければそこに携わる意味がない。そう強く感じた。
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by filmgecko | 2012-03-12 10:04

信じる道

学生時代に入社面談を受けたCM制作会社が数年前に倒産していたことを先日知った。
実を言うと、当時、私は「映画監督になりたい!」という熱い映画青年ではなく。
「なんとなく映像の仕事がしたい」というノンポリないい加減青年だった。
つまり、映画でも、テレビでも、コマーシャルでも映像系ならば何でもよかったのだ。
しかし正式な入社試験を受けてのトライにはことごとく敗北。
件のCM制作会社は多少のコネがあり、ほぼ大丈夫だと言われていた。
果たして、面接の日。心底その会社に入りたいと思っていた私は、やる気満々度を猛烈にアピール。
「根性だけは誰にも負けない」とか言ったと思う。
そして最後に面接官から「この仕事を一生やっていけるのか?」と問われた。
しばし考えた私は「それは、やってみないと分からない」と答えた。
だってどんな仕事なのか分かってないし…それが正直な気持ちだった。
結果、不採用。
その後、テレビの現場に潜り込んで(これもコネ)、今に至る。
あの時、正直に答えたことは一度も後悔してないし、
実は一度、助監督としてそのCM制作会社と仕事をしたことがあったが、
その時も「入らなくて良かった」と思った。
「はい、一生やっていくつもりです!」とか調子いいこと言ってたら、今頃どうなってたんだろう…。
あの瞬間、自分の人生にとっての岐路だったことは確かだ。
まだ人生の結論なんか出てないけど、やっぱ正直に生きていくしかないなと思う。
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by filmgecko | 2012-03-03 01:25