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映画界の底辺で生きる映画監督 矢城潤一の「ねこのひげ」公開限定自虐ブログ……だったけど、時たま更新してます。そうしている間に第二弾『ばななとグローブとジンベエザメ』作ったよ。


by filmgecko
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ひとの器

期待していた菅総理だったが、残念ながらこのまま尻すぼみ的に終わってしまいそうな気配だ。

「地位が人を作る」と言う言葉がある。
我が地元出身の小泉さんなどは「変人」と呼ばれ、短命で終わるのでは?と不安視されていたが、総理になるや水を得た魚のように辣腕を振るい、5年5ヶ月にも渡りその職責を全うした。
前総理の鳩山さんも、やはり血筋なのか、総理になるや顔が活き活きとし、目は血走り、いち議員の時には感じられなかった総理オーラを纏い、何かやってくれそうな気配と期待を抱かせた。
結局、鳩山さんはあらぬ方向に暴走し、墓穴を掘ってしまったが…、
しかし、この二人はある意味『化け』たと思う。
片や菅さんは、厚生大臣の薬害エイズ問題で名をあげ、野党時代にも総理にしたい政治家の上位に位置するほどの人気を集めたこともあったが、いざ総理大臣になると、オーラを失ってしまったかのように目はしょぼくれ、表情に覇気が無くなった。逆に『化けの皮』が剥がされてしまった感がある。

そういったことは、どこの世界にもある。
専務までは良かったけど、社長は…とか、
リリーフは良かったけど、先発は…とか、
助監督は良かったけど、監督は(ドキッ!)…とかね。

その人の器がどう形成されるのかは分からないが、努力だけで打ち破れる物ではなさそうだ。そして残酷なことに、その地位に立った時に否応なくその器かどうかが試される。

次期総理として名前が挙げられている面々…どの政治家も今一期待できない感はあるのだけど、誰が成ったとしても『大化け』してくれることを願うばかりだ。
「オオ、なかなかやるね!」と感嘆の声を上げさせて欲しい。
まあ、そう簡単ではないが…。
by filmgecko | 2011-06-12 00:13