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「就活失敗し自殺する若者急増」のニュースに接し

幼少時代から「子供の個性を大切に」という教育方針で、どんな自分をも認めてくれる大人たちに囲まれて育った人間が、「就活」という、いきなり社会の競争原理の荒波に投げ込まれれば、戸惑うのは当たり前だ。
箱庭の中の経験や借り物の思想など、百戦錬磨の人事担当には通用するべくもない。
「あなたはあなたらしく」とか言われ、「自分はこれでいいんだ」と思い込んでいた物が、目の前で否定され、
「認められない」時の失望感は、想像するに余りある。
そもそも最初の「子供の個性を大切に」という入口が間違っているのだ。
大切にされて育った「個性」などまやかしに過ぎないのだから。
本来「個性」と言う物は、否定され、スポイルされても尚、頭をもたげ、殻を突き破って出てくる物ではないのか。
そうであれば「個」を大切にするのではなく、否定されても尚、別の世界や様々な価値観が存在することを学ばせる教育に転換するべきだ。
今のままでは失望し追いつめられていく子供たちを増やすだけだと思う。




# by filmgecko | 2012-05-08 22:33 | Comments(0)

近頃思うこと…

最近続けて起きた悲惨な事件や事故。
何かの暗示ではないかと思わされるほど類似性を感じてしまう。
その原因やら背景やらに目を向けると、制度やら肉体やらシステムやら精神やら…そういう社会を構成している様々な要素が限界に達し、壊れていっている様な気がする。
経済も教育も政治も、制度疲労を起こし瓦解間近なように映る。
革命や戦争が起こりえない日本に全てを大転換させるエネルギーは無いだろう。
だとするなら間違いや問題が起こった時、一つ一つを丁寧に正しく修復していかなければならない。
それが安心や希望を与える物なのか、しっかり見届ける必要がある。今生きている者の義務として。


# by filmgecko | 2012-05-02 01:27 | Comments(0)

人口減少社会の気分

日本の人口が26万人近くも減ったというニュース。
意外にさらっと流れている感じですけど、これって物凄い出来事なのではないでしょうか。
海で言えば海流の流れが変わったくらいの激変。
この流れを押し戻すことは容易ではないだろう。
なにもしなければ、このまま日本の人口は毎年減り続け、最後には淘汰されてしまうのだ。
現在物心つき始めた小学生でさえ、人口増加の中で産まれた日本人。
しかしこれから産まれてくる子供たちは、人口減少の中で産まれてくる日本人。
時代の気分という感覚があるとすれば、世代間で相当違ってくる気がする。
人口増加の中で培われてきた日本の文化や価値観もその世代が増えるにつれ変わっていくに違いない。
その気分がどのような物なのか、人口増加の真っ只中で育った私には想像出来ないが、
願わくば「希望」という輝いた気分は残り続けて欲しい。


# by filmgecko | 2012-04-18 00:17 | Comments(0)

自分と向き合う時間

震災被害者ではない私が震災と向き合う事は、自分自身と向き合うことなんだと、この所の震災報道やドキュメンタリーを観ていて思った。
そして、自分と向き合う事は、物凄く大事なことだと改めて感じた。
日々がむしゃらに生きていく中で凝り固まった価値観が知らない間にこびりつき、それに縛られ、視野を狭めていく。その結果、狭量で自己中心的な人間が出来上がってしまう。
様々な価値観を受け入れ、豊かな人間になるには、自分をニュートラルにし、自分自信と向き合う時間が必要なのだと思う。
甚大な災害や、世間を震撼させる事件や事故を前にした時、人は否応なく立ち止まり、自分と向き合わざるを得ない。
しかし日常的には映画や音楽や絵画や小説などがその役割を担わなくてはいけないのだろう。
そうでなければそこに携わる意味がない。そう強く感じた。


# by filmgecko | 2012-03-12 10:04 | Comments(0)

信じる道

学生時代に入社面談を受けたCM制作会社が数年前に倒産していたことを先日知った。
実を言うと、当時、私は「映画監督になりたい!」という熱い映画青年ではなく。
「なんとなく映像の仕事がしたい」というノンポリないい加減青年だった。
つまり、映画でも、テレビでも、コマーシャルでも映像系ならば何でもよかったのだ。
しかし正式な入社試験を受けてのトライにはことごとく敗北。
件のCM制作会社は多少のコネがあり、ほぼ大丈夫だと言われていた。
果たして、面接の日。心底その会社に入りたいと思っていた私は、やる気満々度を猛烈にアピール。
「根性だけは誰にも負けない」とか言ったと思う。
そして最後に面接官から「この仕事を一生やっていけるのか?」と問われた。
しばし考えた私は「それは、やってみないと分からない」と答えた。
だってどんな仕事なのか分かってないし…それが正直な気持ちだった。
結果、不採用。
その後、テレビの現場に潜り込んで(これもコネ)、今に至る。
あの時、正直に答えたことは一度も後悔してないし、
実は一度、助監督としてそのCM制作会社と仕事をしたことがあったが、
その時も「入らなくて良かった」と思った。
「はい、一生やっていくつもりです!」とか調子いいこと言ってたら、今頃どうなってたんだろう…。
あの瞬間、自分の人生にとっての岐路だったことは確かだ。
まだ人生の結論なんか出てないけど、やっぱ正直に生きていくしかないなと思う。


# by filmgecko | 2012-03-03 01:25 | Comments(0)

作品が手を離れる時

先日、関係者へのお披露目試写も無事に終了し(※なんとか吊し上げにはあいませんでした)、
多少の手直しは残っているものの、私のやれることはほぼ目処がついた。
これからは作品をどう世に出して、知ってもらって、観てもらえるかである。
大作映画のように湯水のごとく使える配給宣伝費などない今作品をどう周知させられるか…、
結局は作品の力にかかっている。
最後は作品を信じて、独り立ちするのを見守ることしかできない。
親馬鹿のごとく、鳶ではなく鷹であることを願って…。
ただどんなに出来が悪くても、産まれて来てくれたことに感謝する気持ちは変わらない。


# by filmgecko | 2012-01-28 23:29 | Comments(2)

ほぼ完成!「ばななとグローブと(画 ジンベイザメ)」

先日、音の作業を終えて、ほぼ映画が完成しました。
ほぼというのはタイトルとかエンドロールとかカラコレとかの最終形に向けての作業がまだ残ってます。
あとは0号試写の時にスクリーン上で最終チェックをして完成となる予定です。

で、題名は「ばななとグローブと(画 ジンベイザメ)」になりました。

(画 ジンベイザメ)の部分は文字ではなくて、ジンベイザメの絵が入ります。
別に奇をてらったわけではなく、単純に「タイトル長過ぎじゃない?」という意見があり、
「じゃあ絵にしちゃえば」というアイデアで、それに落ち着きました。
一応関係者や俳優部の皆さんにも「どうでしょうね?」みたいな感じで反応をうかがった所、
6:4位で好意的だったので決定しました。
ただこれから宣伝や告知などを紙媒体やネットなどでする場合、どうゆう表記になるのか不安ではあります。

何はともあれ、これからは「ばななとグローブと(画 ジンベイザメ)」を一人でも多くの人に観てもらえるよう頑張っていきます!


# by filmgecko | 2012-01-10 18:50 | Comments(0)

この10年

まだ何者でもない自分が、何者になるのか?
それが問われる10年になる。
行き着く先は自分でしか決められない。
オールも自分で漕ぐしかない。
流れに身を任せてもいい。逆らってもいい。
ただ何処に流れ着いたとしても、
「ああ…」と呟く気がする。

(新年の抱負に代えて)


# by filmgecko | 2012-01-01 17:56 | Comments(0)

現場

私の現場での一番のプライオリティーは撮影を成立させること。
俳優の芝居が今一だろうが、美術の飾りがイメージと違おうが、天気が悪かろうが、
とにかく目の前にある現場を成立させることが自分の使命だと思っている。
それはポジション的に私クラスの監督が「これじゃあ撮れない」といった瞬間に、スケジュールは破綻し、
予算は超過し、完成もままならない負のサイクルに陥ってしまうと言う現実的な部分もあるが、
「撮り上げる」と言う、助監督から培った職人的なスタンスが実は大きい気がする。
現場でグダグダにならないようにする方法論。キャスティングやロケハン、スケジュールの駆け引きする技術は一朝一夕で体得出来るものではない。本当に助監督をやって来たことに助けられていると思う。
その上で、よりいい映画を作りあげられれば最高だ。
おそらくこのスタンスは今後も変わらないんだろうと思う。


# by filmgecko | 2011-12-25 13:12 | Comments(0)

ショートカット

今回、参加してくれた若いスタッフはMac使い率が高かった。
そしてみんな見事にショートカットキーを使いこなしているんだ、これが。
傍から見ていても自分と同じMacを使っているとは思えないくらい作業効率がいいし、しかもなんか格好良く見えたりもする。
私は初代iMacが初Macなのでかれこれ13年のMac歴を持つが、使うショートカットは『Command+V』のペーストくらい。カットとコピーはどっちが『C』か覚えられないので使ってない。
先日まで格闘していたFCPでの編集も全てマウスを動かしての作業。
まあ、苦でもないしそれが自分にあったスタイルなんだろうね。
基本せっかちな癖に、電車のどの車両に乗れば出口に近いかとか全然覚えららないんだから。
ブログのタイトルも『成り上がらない!』だし、近道(ショートカット)しないで、コツコツ行きますわ。


# by filmgecko | 2011-11-20 10:46 | Comments(2)